2022/23のラ・リーガ（La Liga）の タイトルはどのチームが獲得する？

イングランドのプレミアリーグ、イタリアのセリエA、ドイツのブンデスリーガ、フランスのリーグ・アンと共に、欧州の5大プロサッカーリーグを形成している、スペインのラ・リーガ（La Liga) 、通称 リーガ・エスパニョーラ：Liga Española：（スペインリーグの意味）の2022 – 23年 シーズンは第1節 2022年8月14日に開幕し、現在も熱い戦いを繰り広げています。

2022年11月21日から12月18日までFIFAワールドカップ・カタールが開催されたため、約1カ月半にわたってリーグ戦は中断されました。

今後の戦いのラ・リーガ 第24節 は3月4日（土）-  3月7日（火）に行われます。

その後の終盤節を経て、ラ・リーガ 最終戦の第38節 は6月4日に行われます。

ラ・リーガ昨シーズンの覇者レアル・マドリードは今シーズンすでに2度、宿敵である、FCバルセロナと対戦しています。

昨年10月16日のラ・リーガ 第9節の＊エル・クラシコでは3 – 1でホームで勝利したものの、今年1月16日にサウジアラビア、リヤドで開催された ＊＊スーペル コパでは1 – 3で返り討ちに遭い、目の前でタイトルを失いました。

＊エル・クラシコ（El Clásico）は、スペイン語で「クラシック」を意味し、スペインのサッカーチームであるレアル・マドリードとFCバルセロナが対戦する ” 伝統 “ の試合である。

＊＊スーペルコパ・デ・エスパーニャ（Supercopa de España）は、コパ・デル・レイの優勝・準優勝チームとラ・リーガの上位2チーム（優勝・準優勝チームを除く）がトーナメント方式で競うスペインのスーパーカップ大会。

今シーズン3度目のエル・クラシコは3月3日(金) （この原稿を書いている最中に）に スペイン国王杯 コパ・デル・レイ準決勝ファーストレグ、レアル・マドリード対FCバルセロナの試合が行われ、オウンゴールでFCバルセロナが1対0で勝利しました。

次の今シーズン4度目の伝統の一戦はFCバルセロナのホームグラウンドにて、ラ・リーガ 第26節 である、3月20日に予定されております。

2022/23 ラ・リーガ：概要とベッティング・ポイント

レアル・マドリードはディフェンディング・タイトルホルダー（更に欧州チャンピオン）としてこのシーズンに臨みました。

レアル・マドリードは優勝候補の一角を占めています。スペインとヨーロッパのチャンピオンであるレアル・マドリードは昨シーズン、国内のライバルを圧倒しており、それ以来、彼らのチームはさらに強くなっています。若手とベテランが見事に融合し、2021年6月、レアル・マドリードの監督に電撃復帰したカルロ・アンチェロッティ監督が指揮を執るマドリードは、倒すべきチームです。

一方、バルセロナは財政難を乗り越え、再びワールドクラスのチームとしての風格を取り戻しました。

昨シーズン以上にレアル・マドリードを追い込むはずです。シャビ・エルナンデス監督は選手の移籍で支援を受け、元ミッドフィルダーの監督は自らのクラブを知り尽くしています。

アトレティコ・マドリードは再び、上記のスペインサッカーの伝統的な二大勢力を崩す可能性のあるチームとなりましたが、ディエゴ・シメオネ監督が率いるこのチームはマーケットにおいてレアル・マドリードとバルセロナにやや遅れをとっているようです。

その他、中堅どころのチームでは、やや低い賭け金で ラ・リーガ ベッティング のストーリーが展開されるでしょう。

そしてもちろん、降格争いも活発になりそうです。

ラ・リーガ順位表（第23節:2月25日-28日 終了時点）

順位 　　　　　　　　　　　得点 　勝 　分 　敗　点差

1 バルセロナ 　　　　　　　  59     19      2       2     37

2 レアル・マドリード 　　　  52     16      4       3     29

3 レアル・ソシエダ 　　　　  43     13      4       6       9

4 アトレティコ・マドリード   42     12      6       5     14

5 ベティス 　　　　                40     12      4          7             7

6 ラージョ・バジェカーノ 　  略

7 ビジャレアル

8 オサスナ

9 アトレティコ・クルベ

10 マジョルカ

11 ジローナ

12 エスパニョール

13 セルタ

14 セビージャ

15 アルメリア

16 カディス

17 バジャドリード

18 バレンシア

19 ヘタフェ

20 エルチェ

1位～4位はチャンピオンズリーグ出場権、5位～6位はヨーロッパリーグ出場権、7

位はヨーロッパカンファレンスリーグ出場権、18位～20位は自動降格となる。

2022/23 ラ・リーガ優勝候補 クラブ

レアル・マドリード

2021/22の昨シーズンは素晴らしい結果で幕を閉じました。ラ・リーガで35回目の優勝、そしてチャンピオンズリーグで14回目の優勝を果たしました。こうして、彼らはスペインのチャンピオンと称されるようになりました。

レアル・マドリードはおそらくスペインの歴史上最も成功したサッカーチームで、もちろん、今シーズンのラ・リーガの優勝候補です。

昨年の夏に、MF オーレリアン・チュアメニが、ASモナコから加入して以来、彼はほとんど休むことなくプレーし、更にフェデリコ・バルベルデが欧州大陸のプレミアMFの一人として台頭してきました。

また、現在のチームのスターは2021/22シーズンに頭角を現したFW ヴィニシウス・ジュニオールで、名声は高まる一方です。

バルセロナ

ラ・リーガのタイトル争いはすでに2頭立てになっているようで、首位に立っているのはバルセロナです。

前シーズンは、メッシの退団、経営陣の交代、財政危機とバルセロナは散々な目に遭いましたが、シャビ・エルナンデス監督はクラブに一貫性と方向性を与え、前シーズンの後半にチームのパフォーマンスが向上したことは、誰もが知るところです。

バルセロナはラ・リーガの優勝候補の一角を占めています。

前シーズンは散々な結果に終わったバルセロナは、昨夏の移籍市場でDF アンドレアス・クリステンセン、MF フランク・ケシエ、FW ラフィーニャなど、優れた選手を獲得しています。

財政的な支援により、シャビ・エルナンデス監督は特に中盤とフォワードの分野で非常に優秀なチームを作り上げ、バルセロナは国内キャンペーンで素晴らしいスタートを切りました。10月のクラシコではベルナベウで唯一の敗北を喫しました。

FW ロベルト・レバンドフスキは昨夏の移籍の目玉であり、ラ・リーガでは15ゴールを挙げています。このポーランドのヒットマンは ラリーがベッティング 上でタイトル獲得の先陣を切ることができるでしょうか？

レアル・ソシエダ

イマノル・アルグアシル監督率いるロス・トゥスリ・ウルディン（愛称：バスク語で「白・青」を意味する）は手強い存在で、現在、順位表の3位につけています。

バスク地方のクラブは今季、ラ・リーガで2桁勝利を記録した3チーム（レアル、バルサと並ぶ）のうちのひとつであり、10月以降は無敗を誇っています。

FW アレクサンデル・イサクがプレミアリーグ・ニューカッスルへ移籍してしまった今シーズン、ソシエダは苦戦が予想されていましたが、FW アレクサンダー・セルロートが得点を重ねて好調です。

アトレティコ・マドリード

トップ2と後続の間にはすでに大きな差が開いており、彼らは間違いなくトップ4フィニッシュを目指すレースに参加することになります。

ピチーチ (Pichichi) : ラ・リーガの得点王は誰？

選手名                                                            得点数

1 ロベルト・レバンドフスキ（バルセロナ） 15点

2 カリム・ベンゼマ（レアル・マドリード） 11点

3 ジョセル（エスパニョール） 　　　　　　11点

4 ヴェダト・ムリキ（RCDマジョルカ）　　10点

ラ・リーガ最多得点のピチーチについては、シーズン前半に3試合の出場停止処分を受けながらも、しっかりと15得点を挙げたレバンドフスキがやはり圧倒的な人気を誇っています。

前半戦はジョセル（エスパニョール）、イアゴ・アスパス（セルタ）といった中堅クラブのスペイン人ストライカーが数字を伸ばし、昨季のピチーチ、バロンドールのベンゼマのゴール数はケガにより減少しました。しかし、後半戦もベンゼマは怪我に悩まされながらもレバンドフスキのライバルとなります。

優勝争いが2強に絞られたように、ピチーチ争いも2強のエースに絞られたと言えるので、ラ・リーガの後半戦はバルセロナとレアル・マドリーという2強を中心に、前半戦以上に楽しみな戦いが展開されることでしょう。

予想 – エル・クラシコのライバルが優勝を争う 

レアル・ソシエダ、アトレティコ・マドリード、レアル・ベティスといった強豪が開幕から好調な滑り出しを見せる中、これらの強豪がタイトル争いを繰り広げるとは考えにくいです。

このままでは、クラシコ対決になりそうな勢いです。

現在、首位に立つバルセロナが僅差でリードしているとはいえ、ラ・リーガ ベッティング のタイトル争いでカルロ・アンチェロッティ監督率いるレアル・マドリードに 賭けないのは愚かなことでしょう。

シャビ・エルナンデス監督が率いるバルセロナには組織力があり、ボールに対する安心感もあるが、ロス・ブランコス（レアル・マドリードの愛称）にはクランチタイム（土壇場に追い込まれた状態）に無視できない何かがあります。

レアル・マドリードは不安定でプレッシャーのかかる状況下でこそ力を発揮するチームであり、このタイトルレースは最後までもつれ込むことが予想されます。